こころ感じる聚楽の旅 ことのはvol.20
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8おおよ凡その其すべそ凡〇 コックなどを雇ふ場合には、コック達の持つ共通せる点などに就ついても良く研究して、上手に使わねばならん。〇 病気になったり、其その他店員に悩みがある場合には、心から親切に慰めてやり、又悩みから救ってやらねばならん。〇 良く店員の境遇と心事を理解し、同情心と温い親の心持とを以もって使わねばならん。〇 主人の奮闘振り如いかん何は其その店の発展に重大なる関係があるのである。 自らすべての点において活模範を示さなねばならん。〇 商売の事を教へる以外に、完全なる人間としての教育もしてやり度たい。有史以来未曾有の大天災の為め破壊されたあらゆるものを真に意義ある生活に入るべき、希望に輝く年が来たのだ。使用人の待遇法に就就ついついて(一部抜粋)使用人の待遇法にて(一部抜粋)事業が大なれば大なるほど、多くの人を要するものである。大正十三年元日朝六時三十分建設復興すべき年が来た。己れにも新興第一年の春が来た。ての事業は一人で出来るものではない。【加藤清二郎の覚悟】

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