1010すだちょう原田ツネ:原田屯(たむろ)氏の妹①店主・加藤清二郎 ③店主の兄清一郎 ⑤原田の妹ツネ ⑦氏名不詳 ⑨島田 後列左から3人と右端の1人は同郷新潟より上京した大工さん。その他は氏名不詳お客様がせまい店内に立て混んで、それこそ戦場のような騒ぎでした。「お帳場さん」とか呼ばれた私は風呂屋の番台のようなところにきちんと座ってお金のやり取りをしていたわけですから、一息ついて立ち上がろうとしても足がしびれて動けない。社長は“旦那さん”と呼ばれていましたが鉢巻きを締めてキビキビと動き回り一人何役もこなすという活躍ぶりでした。②店主の母コマ ④原田屯(たむろ) ⑥渋谷⑧重川得三郎 ⑩副店主・伊藤啓三郎ささやかな出発であったが、“帝都”の中心に生まれたこの小さな大衆食堂は、たちまち市民の話題となった。当時“西洋料理”と言えば、庶民にとって高嶺の花。その洋食が、どこよりも安く3銭、5銭、8銭均一 ……須田町食堂へゆけば、気軽にハイカラなカツレツやカレーが食べられるというわけである。【須田町食堂開店】●1924(大正13)年3月10日午後3時
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